●ピアノ教師になったら最初に何をすればいいの?
まずは教材研究です。これらの売れ筋ベスト3をまずは1巻、できれば全巻揃えましょう。お金がなければ、メルカリなどで使用済みを買うのでも充分なので、とにかく手元に集めることが大事です。
これらの教材を順番に全部弾いてみましょう。そして気が付いたことを「ふせん」で貼ったり、メモをしていきます。新しい学習事項はいつ、出てくるでしょうか。どのような順番で曲が並んでいるでしょう。何巻に何が出てくるのか覚えてください。レッスンの進め方も変わってくるはずです。
●売れ筋ピアノ教本ベスト3は?
こちらは導入の生徒さんに向けたピアノ教本のベスト3である
ぴあのどりーむ
ピアノひけるよ!ジュニア
オルガンピアノの本
について、解説している動画です。
バスティン、ペース、アルフレッド、トンプソン、アドベンチャーといったアメリカのピアノ教本については、日本の教本とは成り立ちや考え方が異なる点があります。
●指導法の勉強はどうすればいいの?
理想は、地元でコンクールなどに子どもの生徒さんを入賞させている先生のところなどに大人の生徒として弟子入りして、自分の演奏をレッスンしてもらいながら、「こういう生徒さんがいるんですが」と子どもの指導についても教えてもらう方法があります。
または、個人教室などで先生を募集しているところで働かせてもらいながら、教室経営をしているベテランの先生にいろいろと教えてもらう方法もあります。
全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)などに入る、雑誌「ムジカノーヴァ」などを購読するのもおすすめです。
セミナーなどに通う、本を読むなどの方法もおすすめです。ただ、ある程度の教え方の基本や、ピアノの演奏方法がわかっている場合でないと厳しいかもしれません。
指導法の勉強をしたくても、ピティナの会費を払う余裕もない、ムジカノーヴァを買う余裕もない場合もあるでしょう。その場合は、まず、山本美芽をはじめとするピアノ教育系インフルエンサーのSNSをフォローして情報をチェックしながら、図書館などを利用して少しずつ指導法の本を読んでみましょう。
山本美芽の本を購入して読んだ方は、山本美芽ライティング研究会に無料で参加できます。
読者の方はご連絡ください。*参加ができない場合もありますので、ご了承ください。
●ピアノ講師の指導力の根幹となる「ピアノ教本研究」
どんな生徒が来ても対応でき、レッスンが続くためには、教材研究が欠かせません。
そのなかでもピアノ教本の研究は中心、根幹となる重要な分野です。
山本美芽はライフワークとしてピアノ教本研究を行っています。
研究成果は、著書やセミナーで発表しています。
セミナーは楽器店やオンラインなどで受講が可能です。
山本美芽ライティング研究会のライブ配信セミナーでは、バックナンバー動画を配信しています。
著書 ピアノ教本ガイドブック、音楽力を伸ばす「譜読み」の基本、練習しない子のためのピアノレッスン などは、ピアノ教師ならば必須の知識を凝縮した内容になっています。
著書とあわせてセミナーを受講することで、理解が深まります。
教本セミナー アーカイブ配信はこちら
ピアノ講師で会社勤め並みの収入を得るのは簡単ではありません。
音大を卒業してから、ダブルワークをしながら楽器店勤務、または一般企業や教員など別の仕事をしながら社会人経験を積み、結婚・出産してから自宅開業をするパターンが現状は多いです。
このように生活基盤をある程度整え、指導法をしっかりと学び、自分の練習もしながら、自宅開業して教室が軌道にのって、なんとか会社員並みの収入になれば大成功といえるでしょう。
一生教えていくレッスンの「プロ」としてやっていくのならば、指導法は徹底的に磨く必要があります。